BLESSという視点


BLESS
“Triplejeans”


BLESS は、

ファッションブランドという言葉だけでは捉えきれない。

“プロダクトデザイン”
“装飾”
“アート”

さまざまな領域を横断するチームが、
その思考の延長として服を作っている。

そう捉える方が、
彼らの姿勢に近い。

コレクションに、
必ずしも洋服が含まれるとは限らない。

彼らの表現は、
ある意味で「何でもあり」である。

しかし、
それを現代アートと呼ぶのも少し違う。

BLESS が見据えているのは、
日常の中で使われること。

今まで存在しなかったものを、
現実の生活に置くためのプロトタイプとして生み出している。

言うなれば、「極めて自由な実用主義」

だからこそ、
シーズンが移り変わっても、
彼らのプロダクトはアーカイブとして作り続けられている。

今回届いた “Triplejeans” は、
リーバイスのデニムを再構築した一本。

3本のデニムが連なり、
ひとつのパンツとして成立している。

デニム3本分のウエスト周りに生まれる量感。

一般的なリーバイスのデニムから想像される輪郭とは異なる、
たっぷりとしたシルエット。

過去に展開されてきた、
再構築アイテムとも異なる切り口を持つプロダクトである。

もちろん、
シルエットやものづくりの背景にも、
語るべきことはある。

しかし今回改めて伝えたいのは、
このプロダクトが持つ特異性。

そもそもファッションブランドが、
リーバイスの製品を用いた再構築プロダクトを、
公式に販売することは極めて難しい。

けれど 文頭でも言った通り、
BLESS は「ファッションブランド」ではない。

過去にリーバイスのプロジェクトも手掛けてきた、
「デザインチーム」である。

だからこそ、リーバイスのデニムを用い、
ひとつの表現として成立させることができる稀有な存在でもある。

3本のデニムを使用したパンツ。

そう言ってしまえば、
とても簡単に聞こえる。

けれどこの一本を手に取ることは、
彼らが積み重ねてきた軌跡に触れることでもある。


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