「用の美」という言葉を良く耳にする。
ふとしたことから目にしたこの言葉が気になり、
本来の意味を紐解いてみる。
由来は、大正の終わりから昭和の初期まで、
思想家の柳宗悦を筆頭に提唱された「民藝運動」の中で、
美術と工芸そのどちらも美しいという前提のもと、
工芸においては特に「用のみが美を生む」
と定義づけたことで生まれた言葉だそう。
そこで、頭の中に浮かんだのはKASSLのバッグ。
華美なデザイン性はなく、どこまでもシンプルでスタンダード。
撥水性や耐久性、荷物を守るクッション性を兼備し、
日常に自然と溶け込み、毎日でも愛用できる道具としての魅力。
まさに「用の美」。
これと、似た言葉に「機能美」という言葉もあります。
ただ両者は少し意味合いが違うようで、
後者が「物」にのみ宿る美に対しての言葉であるのに対して、
前者は物の美しさだけではなく
「人」が物を使うことの美しさを表現しているとのこと。
職人に感じる美とは道具だけでなく
その所作でもあるように、使い手を彩り、
使い手によって育まれる美しさ。
それが、KASSLのバッグにはあると感じます。
と、長い前置きはこれくらいにして...
まずは、ブランドのシグネチャーモデルである「PILLOW」。
オーセンティックなヘルメットバッグをベースに、
その名の通り「枕」のようなクッション性が、
収納した荷物も持つ人も優しく包み込みます。
Largeであれば13インチ以上のラップトップも収納可能で、
スタイルやシーンなど使い手を選ぶことのない、
まさに現代の都市生活にフィットした
デザインと言えるのかもしれません。
carolではそんな代表作をはじめとする様々なモデルをラインナップ。
形やディテールは変われど、
PILLOWにおけるコンセプトは全てにおいて一貫しています。
性別や年代を超越した自由な解釈を提案する「現代の用の美」。
ぜひ店頭・ONLINEでご覧ください。
KASSL EDITIONS / Pillow Medium Oil
KASSL EDITIONS / Anchor Medium Skai
KASSL EDITIONS / Pillow Large Oil
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